間も無く電車がやって来たら、また東京へのちょっとした長旅です。
平倉駅を出発して、JR釜石線に揺られて新花巻まで。そこからはやまびこに乗ります。
この釜石線は、宮沢賢治の銀河鉄道のモデルだとか。ゆっくりゆっくーり、人を乗せて運ぶ親類のように親しみを感じる在来線です。
こうやって世界中あちこちに散らばった"懐かしさ"に出会うと、新しい風が自分の中に吹いてくるようで、サッパリとした喜びを感じられます。
写真は平倉駅の待合室にて。すぐ外は長いレールがのんびりと敷かれています。それが、この小さな家族を目的地まで届けてくれる。そう思うと頼りなげな毎日とあたしたちの暮らしは、ピタッと寄り添って、少しずつ少しずつ弛みなく何処かへ向かっているのかもしれないとも思えます。
今、アナウンスが聞こえてきました。20分強の遅れだそうです。
思い通りなんて言葉は、やはりまだまだ縁がありませんが、これはこれで思い出の一部になりそうです。
さて、東京に着いたら、何をしましょう。
すなななフェス、あと一ヶ月ですが、着実な歩みで毎日毎日向かってまいります。どなた様も、どうぞお乗り遅れの無いようご乗車くださいませ。
しゅっぱーつ!